40代ミドルが、スタートアップ企業への転職を考える時には、不安がつきものです。
”キラキラ”したイメージがある反面、会社として健全な経営がなされるのか、給料の未払いや倒産リスクの怖さを感じることもあるからです。
ここでは、スタートアップ企業への転職に対して、不安を感じるミドル層のために、”リスク”を回避するポイントを、私の実体験を踏まえて説明していきます。
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スタートアップ転職はやめとけの理由
スタートアップ企業への転職に関して、一般的なネガティブな意見は、次の通りです。
給与面では、
・ボーナスが出ない
働き方に関しては、
・「何でも屋」となり専門性を高めることが出来ない
・業務が忙しく、ブラックな労働環境となりがち
・入社時の期待とは、異なる仕事を担当することもある
・社内ルールや意思決定が、ワンマン志向である
また、福利厚生に関しては
・大手企業ほど社会保険が、整っていない
これらの指摘は、実際に私が経験した環境と比べても、的を得ている内容だと思います。
スタートアップ企業は歴史のある大手企業と比べて未熟であり、不安定な会社であるのは間違いありません。
ですので、この未熟さに耐えることができないのであれば、スタートアップへの転職は避けるべきだと、私も思います。
スタートアップ転職はやめとけは本当?
スタートアップ企業は不安定であり、会社組織としても未熟ではありましたが、私自身の経験を振り返ると、”魅力的”な環境でした。
スタートアップ企業への転職によって、私は次のものが得られました。
・成果や時間効率に重点を置いた仕事を実践できた
・小さい組織ならではの、学びがあった
(証券会社としての機能である、システム、マーケティング、顧客対応、コンプライアンス、法人営業などの部署の活動を肌で感じられた)
短期間で、会社の成長を目の当たりにし、会社と業務について深く理解することができたと感じています。
私が、40代でスタートアップ企業に転職した結果、現在にも繋がる経験と人脈を得られたのは間違いありません。
スタートアップ転職はやめとけ|私の体験
私の体験談の中に、「スタートアップ転職はやめとけ」という見解があるとすれば、それは、経営基盤の不安定さに対する「覚悟」になります。
スタートアップ企業の中には、出資金を元に事業を運営している会社も多く存在します。
私の経験では、会社の成長に伴い、新たな出資者が加わり、出資金の比率が変わっていくという事例がありました。
その結果、『大口出資者の意向に基づく経営方針』へと変化していきました。
これにより、お客様の商品やサービスも転換を余儀なくされました。
もちろん、これ自体が必ずしも全て悪い方向に向かうものではありませんが、会社の経営方針が、”迷走した期間”と捉えています。
このような出来事があり、5年や10年といった長期的な視点で、スタートアップ企業に関わることは、私自身ではコントロールできない”リスク”と感じるようになりました。
そうした経験から、スタートアップ企業を離れ、”中堅の不動産投資会社”への転職を選択しました。
スタートアップ転職はやめとけ|リスクも魅力?
このブログ記事を読まれている方は、スタートアップ転職に対して一定の「リスク」を理解しているものの、それでもなお、スタートアップ企業に魅力を感じていると想像しています。
実際に私の場合も、スタートアップ企業への転職によって、以前の旧態依然とした製造業から、IT金融業にキャリチェンジすることができました。
その結果、自分自身の給与水準を上げることができました。
私は、何かを得るためには、何かを犠牲にする覚悟が、スタートアップ転職には必要であることを伝えたいと思っています。
次からは、その覚悟を持っていても、進むべきでは無いと感じるポイントを、具体的に説明していきます。
スタートアップ転職はやめとけ|入社前にリスク回避する5つのポイント
スタートアップへの転職を検討する際、”進むべきではない”と私が考えるポイントを、5つ挙げました。
これらのポイントは、”ブラック企業的な働き方”や””手厚い福利厚生”に関するものではありません。
”倒産リスクが高いスタートアップ”を見極めるポイントを、応募から採用面談までの、時系列で説明していきます。
2:SNS上の評判
3:”身の丈”に合わないオフィス
4:忙しい”活気”はOK!”閉塞感”はNG!
5:”社長”に対して違和感が残る
では、順番に見て行きましょう。
1:採用人数と年収レベルに違和感がある
まず、応募段階における、倒産リスク回避のポイントについてです。
例えば、30人程度のスタートアップ企業だった場合、
・採用人数が5人
のようなものがあったら、入社後に早期退職することを見越して、採用している可能性があります。
従業員の定着率が低いことが考えられます。
また、同一業種、職種の年収と比較した場合、
・年収レベルが高い
も、素直に喜べるものとは言い難いです。
スタートアップの運営資金は、出資金や借入金に依存していることが多いため、従業員への給与支払いよりも、事業への投資を優先することが一般的です。
スタートアップ企業では、従業員の年収を、「ストックオプション」でカバーすることも考えられます。
高すぎる年収には、健全な経営を示しているとは限らないことを覚えておきましょう。
2:SNS上の評判
次に、SNS上での評判をチェックしましょう。
「会社名」や「経営者である社長」に対する評判や、「お客様・取引先」の反応に注目しましょう。
しかし、特に重要なのは、スタートアップ企業で働いていた元従業員の会社への声です。
倒産リスクのある企業では、従業員に無理な業務を押し付けたり、詐欺的なごまかしを強いることも考えられます。
元従業員の声は、厳しいものとなることが多いでしょう。
3:”身の丈”に合わないオフィス
次に、採用面談時のポイントです。
スタートアップ企業の中には、「人気のエリア」や「○○ヒルズ」といった有名なビルに、オフィスを構えている場合もあります。
これらは、知名度のある立地で、オフィスを構えることで、会社の信用度を高め、採用活動にプラスの効果を狙っていることがあります。
注意すべきは、オフィスのエントランスに置かれたソファーやデスク家具、照明などの調度品です。
これらが過剰に豪華であると感じた場合、資金の使い方が身の丈に合っていない可能性があります。
前述したように、運営資金を、事業投資に優先していないことが考えられます。
4:忙しい”活気”はOK!”閉塞感”はNG!
さて、スタートアップ企業の面接訪問では、できるだけオフィス空間を見ておきたいものです。
成長企業であれば、ある程度の忙しさや、残業は避けられないものです。
その忙しさがどのような「雰囲気」を持っているかがポイントとなります。
若手社員が多いスタートアップでは、オフィス内でも活気や賑わいが感じられるでしょう。
しかしもしも、どんよりした閉塞感を感じた場合、退職者が増えている可能性があります。
会社経営が順調ではないという、危険な兆候かもしれません。
5:”社長”に違和感が残る
さて、採用面談では、企業の採用担当者や、経営者である社長と面接することになります。
採用担当者の場合、”社長”という人物をどのように説明するかがポイントです。
また、社長と面接する機会があれば、その仕草や言葉遣いにも注意しましょう。
なぜなら、入社後に社長はあなたの上司となるからです。
もし人物として、違和感を感じるようなことがあれば、前に進むべきではないでしょう。
スタートアップ転職はやめとけは本当?入社前に怖いリスクを回避する5つのポイント まとめ
40代ミドルがスタートアップ企業への転職を考える際には、不安が存在します。
私は、スタートアップへの転職で、キャリアチェンジすることができました。
転職成功者の転職エージェントの平均利用数は、平均4.2社です。
下にミドルの転職に有益なエージェントを、それぞれ紹介しますので、ご活用ください。
ミドル向け『総合型』転職サービス
特徴 | 転職サービス | 年収600万円~ 求人数 |
エージェント | リクルートエージェント | オススメ! 30万件以上 |
エージェント | doda | 16万件以上 |
スカウト | リクルートダイレクトスカウト | 14万件以上 |
スカウト | ビズリーチ | 非公開 |
スカウト | マイナビスカウティング |
4万件以上 |
エージェント | JACリクルートメント | 4,000件以上 |
エージェント | ヒューレックス | 1,000件以上 |
ミドル向け『特化型』転職サービス
特徴 | 転職サービス |
『上場企業』特化 | One&Company |
『大手IT/DX』特化 | シンシアード |
『メーカー』専門 | タイズ |
『金融業界』特化 | フィンクルート |
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『経理財務』特化 | BEET-AGENT |
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