40代の転職異業種(2回)はきつい?製造~IT証券~不動産の体験談

”異業種への転職はきつい”

同じ悩み不安を持つ人は多くいます。

異業種転職と聞くだけで、「無理」「怖い」と拒否反応の方もいますよね。

 

不安を感じるのはわかるのですが、特に40代年齢を理由にして、異業種への転職を悲観的に捉えるのは、少し「もったいないかな」と感じます。

これまで7回転職をした私の経験から言うと、「年齢」「スキル」「人としての魅力」「転職先の会社の事情」によって、転職の実態は多様だからです。

 

 

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異業種転職も、どの業界からの転職なのか幅が広いです。ステレオタイプで語ることはできませんね

 

ここではミドル向けに、私の40代の2回の異業種転職から「異業種転職がきつい」と感じた体験を紹介します。

この記事を最後まで読むと、転職の候補先が選別できるようになりますよ。ではさっそく見ていきましょう。

 

※本ページはプロモーションが含まれています

 

40代の転職異業種はきついは本当?

 

まずはじめに、40代の転職について簡単に確認していきます。

年齢別データで見ると、40代の”転職成功者”13.9%です。

20代後半の転職者と比べると、1/3の人しか「転職の成功」を感じていないそうです。

 

出典:転職成功者の平均年齢調査 2022年 doda調べ

 

この背景には、以下の要因があると思われます。

 

・20代~30代前半に比べて、40代の中途採用人数が少ないこと

・年齢とともに「転職成功の定義」のハードルが上がること
40代は転職した人(=できた人)が少なく転職を通じ求めるものが多くなるのでしょう。
それゆえ、転職で成功したと自信をもってアンケートに答えていないのかもしれませんね。
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異業種転職はストレス?

 

次に40代の転職を、業種/職種別に調べたのが、下図グラフです。

同業種』『異業種』と『同職種』『異職種』を掛け合わせ、4つのグループに大別してリサーチされていました。

異業種の転職に関しては『異業種 × 同職種を中心に、40代転職者全体のおよそ6割に及んでいます。

 

出典:キャリア移行比率 2020年  リクルート

 

40代の転職の実態として、異業種の転職は、”普通”に行われていることがわかりますね。

 

ふたつのデータから40代の転職は、『異業種の転職は頻繁に行われているものの、それによって成功を感じた人は少ない』となります。

果たして、本当なのでしょうか?

 

転職異業種はきつい?|40代1回目 製造~IT証券の体験談

 

ここで、私が40代で2回の異業種転職をして”きつい”と感じた事例を紹介します。

1回目の異業種転職(42歳)は、電子部品メーカーからインターネット証券会社への転職でした。

 

ふたつの会社を、それぞれ比較したのが下表です。

 

業種 電子部品メーカー インターネット証券会社
会社規模 5,000名を超える上場企業 30名程度のスタートアップ企業
成長度 成熟~衰退期へ 成長期
職種 Webマーケティング
事業企画
Webマーケティング
年収 580万円 650万円
昇給 無し
(手取り金額は減少気味)
業績連動による
入社時の年齢 34歳 42歳
勤続年数 9年 3年
組織の特徴 年功序列・社歴重視 フラットな個人主義
服装 スーツ&タイ カジュアル
労働環境 残業ほぼ無し 週に何度か早朝出社・深夜残業あり
福利厚生 家族にも及ぶ手厚さ 最低限

 

私の場合、異業種転職の中でも『異業種×同職種』の転職であったため、業務全般に関して、それほど違和感は感じませんでした。

 

異業種転職はストレス?|製造~IT証券

 

同じWEBマーケティング職の転職とはいえ、メーカー時代は”webサイト”証券会社では”アプリ”のマーケティングでしたので、新しく覚えることは多くありましたね。

 

また、業務にあたり『証券外務員資格』を取得する必要がありましたので、その資格勉強は、それなりにきつく感じました。

 

 

仕事以外の変化としては、大企業からスタートアップ企業への転職でしたので、会社の雰囲気は大きく変わりました。

しかし、労働環境と福利厚生を除き、会社の雰囲気自体は、私にとっては、キツイよりも、楽しい方が勝っていましたね。

(勤務地が、東京の地味なエリアから、六本木~赤坂エリアに変わったのも大きかったと思います 苦笑)

 

この転職で、もっともキツイと感じたのは、スタートアップ企業ならではなのですが、資本出資社の意向により、会社の経営方針が変わってしまったことです。

このことが理由となり、私は証券会社を辞めることにしました。

 

再転職の経緯については、『【体験談】40代で転職した会社が辛い!再転職を果たした4つの理由』の記事に書かせていただきました。

スタートアップ企業の実態や、45歳で不動産投資会社に再転職を決めたストーリーです。参考になればうれしく思います。

 

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転職異業種はきつい?|40代2回目 IT証券~不動産の体験談

 

2回目の異業種転職(45歳)は、インターネット証券会社から不動産投資会社への転職でした。

ふたつの会社を、それぞれ比較したのが下表です。

 

業種 インターネット証券会社 不動産投資会社
会社規模 30名程度のスタートアップ企業 500名程度の中堅企業
成長度 成長期 成長~成熟期
職種 Webマーケティング Webマーケティング
年収 650万円 700万円
昇給 業績連動による なし 賞与の比率高い
入社時の年齢 42歳 45歳
勤続年数 3年 4年~
組織の特徴 フラットな個人主義 オーナー企業
服装 カジュアル スーツ
労働環境 早朝出社・深夜残業もあり 残業あり
福利厚生 最低限 一般的なレベル

 

インターネット証券会社と不動産投資会社は、広く捉えれば同じ「金融業」の括りに入るかもしれません。

しかし一般的には、異業種にあたると思います。

また職種に関しては、引き続き”Webマーケティング職”のため、異業種転職の中でも『異業種×同職種』の転職となります。

ここでも、業務全般に関して、大きな違和感は感じませんでした。

 

異業種転職はストレス?|IT証券~不動産

 

この転職でキツイと感じたのは、「宅建」の資格取得でした。

Webマーケティングの業務に、直接関係するものではありませんでしたが、入社の条件にもなっていた資格取得です。

私の場合、半年以上かけて、資格勉強をしましたので、プライベートの時間をかなり割かざるを得ませんでした。

 

また、「働き方」に関しては、オーナー企業ということで経営層へのレポート作業が、仕事の大半を占める時もあります。

 

 

前職(証券会社)に比べて、お客様のためではなく、経営層を満足させる仕事が多くなったのは事実です。

私の場合は、ある程度想像していたので、ギャップを感じることはありませんでしたが、人によってはこのような内向きの仕事に対して苦手意識があるのではないか?と感じますね。

 

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異業種の転職は怖いけどなんとかなる?

 

 

私の体験からも言えることなのですが、40代の異業種転職で、自分の希望が100%叶う仕事会社を見つけるのは難しいと感じます。

その点では、一番はじめにあったリサーチの『40代の転職で成功したか?』の問いに対しては、私も無条件に『成功した』とは言えませんね。

 

しかし、『満足しています』

なぜならば、転職を考えた時の、自分が必ず死守したい条件をクリアしているからです。

私の場合は、
・転職で年収を下げない
・リストラのリスクを考え、衰退業界では働かない
となります。

また異業種の転職に関しては、違う業種であっても同じ職種の転職(異業種×同職種)が40代の転職市場で『評価されやすい』ことがわかりました。

 

異業種の転職が不安だと感じる人へ、私がおすすめする判断基準は、転職しなかった場合、現職での『自分の将来がどうなるか』の視点です。

将来像を想像し、満足できるのであれば、転職する必要はありませんよね。

しかし違和感を感じた場合、迷うことなく現状打破の行動に移せるのではないでしょうか。

 

転職異業種はきつい?|40代の2回の転職

 

私の経験から伝えたいのは、転職の目的です。

「手に入れたいもの」をしっかりと自覚しておくのが大事ということですね。

 

 私の40代の2回の異業種転職で、手に入れたもの

・年収|580万円 ⇒ 650万円 ⇒ 700万円
・業種|メーカー(衰退) ⇒ 証券(成長) ⇒ 不動産投資(成長)

 

先入観として40代の異業種転職が「キツイ」「怖い」であるのは仕方ありません。

しかし実際は、良いこともキツイことも「まだら模様」であり、必要以上に恐れずともなんとかなると思いますよ。

 

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40代は若手の転職市場で戦うとキツイ

 

 

そして最後に一つ、お伝えしたいことがあります。

それは「転職市場を意識して欲しい」のです。

 

40代ミドル層の転職に関して言うと、(これは異業種転職に限ったことではありませんが) 企業は「マネジメントができる人」を求めています。

そのため、業種に関係なくマネジメントに携わっていない、もしくはマネジメントに対して後ろ向きの考えを持つ人は、40代の転職市場では需要が少ないのが現実です。

 

マネジメントに対して消極的な場合、20~30代前半の転職市場で戦わなくてはなりません。

そうなると若さ(潜在能力)と体力に劣る、40代ミドル層がキツくなるのは明らかですよね。

 

異業種に転職する志望動機の作り方

 

40代の転職を成功させるためには、採用企業が求めるニーズに沿った「スキル」を今のうちから意識的に身につけておくことが重要です。

 

異業種でも役立つスキルは、ポータブルスキルと言います。

このことは『活かせるスキル一覧!40代で転職したい時の強みの見つけ方』で書かせていただきました。

 

また異業種転職する際の志望動機の作り方は、『40代転職で業界を変える理由はロジックで勝負!志望動機の成功例も』にまとめさせていただきました。

こちらの記事が役立つことがあればうれしく思います。

 

40代の転職異業種(2回)はきつい?製造~IT証券~不動産の体験談 まとめ

 

40代の異業種転職は「キツイ」「怖い」と言われます。

しかし、実態として40代の約6割が異業種転職をしています。

 

私の体験談を通して、あなたの職業人生を先入観で決めつけることなくオリジナルなものとして、捉えて欲しいと思っていますよ。

転職成功者の転職エージェントの平均利用数は、平均4.2社です。

 

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私は40代の2回の転職活動では、5社のエージェントを利用しました。

 

 
転職エージェントは『総合型』『特化型』に分かれますよ。

 

下にミドルの転職に有益なエージェントを、それぞれ紹介しますので、ご活用ください。

 

ミドル向け『総合型』転職サービス

特徴 転職サービス  年収600万円~ 求人数
エージェント リクルートエージェント オススメ!
30万件
以上
エージェント doda 16万件以上
スカウト リクルートダイレクトスカウト 14万件以上
スカウト ビズリーチ 非公開
スカウト マイナビスカウティング
4万件以上
エージェント JACリクルートメント 4,000件以上
エージェント ヒューレックス 1,000件以上

 

ミドル向け『特化型』転職サービス

特徴 転職サービス
上場企業特化 One&Company
大手IT/DX特化 シンシアード
メーカー専門 タイズ
金融業界特化 フィンクルート
クリエイター/マーケター特化 BeCreator
エンジニア特化 クラウドリンク
管理部門特化 MS-Japan
経理財務特化 BEET-AGENT
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法務特化 弁護士ドットコムキャリア
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