活かせるスキル一覧！40代で転職したい時の強みの見つけ方

40代転職活動のリアル

40代転職活動のリアル

40代の転職の悩みの多くは、

・スキルが不足している
・自分の強みを見つけられない

ことにあります。

社会人経験が長くなると、”スキルが豊富なのは当然でしょう”とプレッシャーを感じてしまいますよね。

一般的に、スキルには2種類あると言われ

masa

・特定の分野で役立つテクニカルスキル
・異なる分野でも活用できるポータブルスキル
に分けられます。

最近では業種を跨ぐ「ポータブルスキル」が重視される傾向にあるようです。

ここでは私の7回の転職体験をもとに、40代のミドル向けに活かせるポータブルスキルの一覧を紹介します。

この記事を最後まで読むと、あなたの強みが見つかるようになりますよ。

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1 40代の転職の悩み
2 40代で活かせるスキル一覧｜ポータブルスキル
3 活かせるスキル一覧｜メタ認知
4 活かせるスキル一覧｜ロジカルシンキング
5 活かせるスキル一覧｜論点思考
6 活かせるスキル一覧｜プロジェクトマネジメント
7 活かせるスキル一覧｜会計スキル
8 40代の強みの見つけ方
9 活かせるスキル一覧！40代で転職したい時の強みの見つけ方まとめ
10 人気の記事
- 10.1 私の7回の転職体験談

40代の転職の悩み

転職に対する「不安」は、6割以上の方が感じています。

出典：転職するときに不安を感じたことはありますか
リクナビNEXT

その内訳で最も多いのが、「希望する条件で転職できるか」という不安です。
そして2番目が「自分の経験とスキル」に関するものでした。

出典：最も不安に感じたことは何ですか？
リクナビNEXT

『転職市場』で自分のスキルが”通用するか”は、年齢が上がるにつれてよりシビアになります。

ですので、自分自身のスキルに対して、自信を持つことができれば、”希望する条件で転職できる”と考えられますね。

40代で活かせるスキル一覧｜ポータブルスキル

それでは、「スキル」に関して紹介します。

仕事のスキルは、特定の分野における専門性の高い『テクニカルスキル』と、業種や職種が変わっても持ち運びができる『ポータブルスキル』の二つに分けられます。

『ポータブルスキル』の説明としては、厚生労働省が、次のように提示しています。

【ポータブルスキルの要素】

仕事のし方	現状の把握	取り組むべき課題やテーマを設定するために行う情報収集やその分析のし方
	課題の設定	事業、商品、組織、仕事の進め方などの取り組むべき課題の設定のし方
	計画の立案	担当業務や課題を遂行するための具体的な計画の立て方
	課題の遂行	スケジュール管理や各種調整、業務を進めるうえでの障害の排除や高いプレッシャーの乗り越え方
	状況への対応	予期せぬ状況への対応や責任の取り方
人との関わり方	社内対応	経営層・上司・関係部署に対する納得感の高いコミュニケーションや支持の獲得のし方
	社外対応	顧客・社外パートナー等に対する納得感の高いコミュニケーションや利害調整・合意形成のし方
	上司対応	上司への報告や課題に対する改善に関する意見の述べ方
	部下マネジメント	メンバーの動機付けや育成、持ち味を活かした業務の割り当てのし方

出典：厚生労働省

ポータブルスキルは、「現場の担当者レベル」ではなく、マネジメントの領域まで及んでいるのがポイントです。

40代で転職活動を考える際には、テクニカルスキルを基盤にして、自分が得意とするポータブルスキルのアピールを考えておくと良いですね。

次に挙げる5つのスキルは、私が40代で2回の異業種転職を経験した中で、特に『活かせる』と感じたポータブルスキルです。

・メタ認知
・ロジカルシンキング
・論点思考
・プロジェクトマネジメント
・会計スキル

では順番に見ていきます。

活かせるスキル一覧｜メタ認知

活かせるスキルの一番目は、「メタ認知」です。

メタ認知の説明は、次にあります。

「メタ認知」とは、自分自身が認知していることを客観的に把握する能力を指し、「自分がなにを認知しているのかを認知すること」をいいます。

「メタ」には、「高次元の」や「超越した」といった意味があります。
そのため、メタ認知には、自分自身の認知のあり方について、より高次な次元から認知して、把握するという意味があるといえるでしょう。

出典：Chatwork

メタ認知を高めることで、物事を俯瞰して分析できるようになります。

仕事においては、課題を見つけ出し、目標を設定するスキルとなりますね。

活かせるスキル一覧｜ロジカルシンキング

2つ目の活かせるスキルは、「ロジカルシンキング」です。

これは『論理的な思考』とも呼ばれます。

ロジカルシンキングを身につけることで、物事の相関関係を、整理する能力が上がります。

仕事においては、『PDCAサイクル』を順序立てて考えることができるようになり、業務を効率的に行えるようになるでしょう。

また、人との会話においても、事実に対してその理由と根拠を明確に説明できるようになります。

あなたの発言における信頼度も高まりますね。

活かせるスキル一覧｜論点思考

3つ目の活かせるポータブルスキルは、「論点思考」です。

これは、『イシュー思考』とも呼ばれます。

「論点思考」とは【そもそもその問題提議は合っているの？】と問題自体があっているのか、と考えることです。

出典：https://kids-tech.jp/

仕事における論点思考のポイントは、論点が明確になり『次に具体的に何をすべきか』がわかり、行動に移すことができるようになることですね。

活かせるスキル一覧｜プロジェクトマネジメント

4つ目の活かせるポータブルスキルは、「プロジェクトマネジメント」です。

40代ともなると、自分自身がプロであることを期待されるだけでなく、マネジメントスキルも求められますよね。

組織運営において、チームの現状把握と課題分析、さらにはメンバーとのコミュニケーションが重要です。

また、他のチームや外部に対して、説明やプレゼンテーションを行う必要もあるでしょう。

これらのリーダーシップを執ることで、プロジェクトマネジメントのスキルは高まっていきます。

活かせるスキル一覧｜会計スキル

5つ目の活かせるスキルは、「会計スキル」です。

専門職でない限り、「決算書」を読み解くことができれば、十分だと感じます。

少なくとも「貸借対照表」と「損益計算書」を理解するだけでも、仕事への取組みが違ってきます。

企業活動には、「売上」「利益（損失）」と「費用」があります。

売上と利益を伸ばすためには、

「どの費用を少なくすべきか」あるいは、「増やすべきか」のバランスが必要です。

会計スキルを上げることで、大まかなお金の流れも見えるようになります。

世間では

売上と利益を伸ばすために、無駄な経費は使わない

と、言われることもあるようですが、これは横暴な主張です。

売上を伸ばす場合には、必要な費用/投資が存在し、それらを把握することで、会社の事業を数字で理解することができます。

これによりKPIの策定など、業務を数値化することこともできますね。

40代の強みの見つけ方

さて40代の強みを見つけるための基本的な考え方は、新しく何かを始めることではありません。

既に自分の仕事の中に「強み」があり、その延長線上にポータブルスキルがあるとイメージしてくださいね。

具体的には、現在の業務範囲と影響度を広げて考えると、強みが浮き出てきます。

日々の作業の中であっても、

・なぜ今、この作業を行っているのか？

・この作業を行うことで会社の他部署に、どのような影響があるのか？

・この作業を一番気にしている人は誰であり、その理由はなぜか？

など考えることで、「メタ認知」や「ロジカルシンキング」のスキルが上がります。

また、自部門が

・「売上」「利益」にどれほど貢献し、「費用」に与える影響

を理解することで、「会計スキル」が上がります。

さらには見えてきた疑問や課題を「論点思考」で見てみましょう。

課題の改善に向けては「プロジェクトマネジメント」スキルを使って進めていけば良いですね。

自らの業務範囲を拡げる取り掛かりとしては、直属の上司の一部業務を譲り受けたり、分業することでも視座が高まると思いますよ。