働き始めて20年が経過した40代の私。
「仕事に興味がなくなった」ことがありました。
将来に対する不安もあったのですが、
これからも長く続く仕事人生を前に、自分を誤魔化すことはできないと感じ、
改めて「働く意味を見つけたい」と考えるようになりました。
ここでは、私の42歳の体験をもとに、40代の仕事の向き合い方を紹介します。
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【体験談】仕事に興味がなくなった40代!
私が「会社の仕事に興味が無くなった」と感じたのは、42歳の時です。
全部で7回の転職(!)のうち、5社目にあたります。
当時は、子供が産まれ家族も増えた時で、
『もっと仕事をがんばろう』
と、考えていた頃でした。
これまで、ハードワークをこなすことも厭わなかった私でしたが、
仕事に対する興味が急激に無くなった理由として、次の5つを考えていました。
40代の閉塞感①仕事に飽きた
私は転職回数は多いものの、一貫してマーケティング職を軸に置いて、働いています。
勤務した会社により、商品開発寄り、事業開発寄り、広告宣伝寄り等がありましたが、職種は変わらないため、20年間同じような感覚で仕事をしていました。
そのうち、仕事も単なるルーティン作業のように感じられ、飽きてきたのが一つ目の理由です。
40代の閉塞感②給料が上がらない
仕事に興味が無くなったふたつめの理由は、給料が上がらないです。
30代後半から40代にかけての、5、6年間は昇給がありませんでした。
また、年収のうち賞与の割合の多いメーカーに勤めていたため、会社の業績により年収が1割ほど下がることもありました。
給料が上がらないとなれば、仕事に興味がなくなるのも無理はないなぁ、と思っています。
40代の閉塞感③人間関係に新鮮味がない
そして、三つ目の理由は、人間関係の刺激の無さです。
当時勤めていた会社は、数千人規模の会社ではありましたが、社内勤務であり閉じられた世界だったと感じています。
毎日会う仕事メンバーは、いつも同じ10名程度、こじんまりした部署でした。
そのうえ、”お堅いメーカー気質”ということもあり、仕事を通じて「クリエイティビティ」を求められることもほとんどありませんでした。
40代の閉塞感④管理職出世の現実がわかった
仕事に興味がなくなった四つ目の理由は、会社組織の出世の現実がわかってしまったことです。
当時42歳の私は、課長という役職があったものの、この先の出世はもう無いだろう、と感じていました。
上の役職ポストに、「空き」がなかったということもありましたし、中途入社よりも新卒プロパーが出世をする現実を見たことにより、仕事への興味も薄れていきました。
40代の閉塞感⑤将来性に不安がある
五つ目の理由は、会社や業界に対する将来性の不安です。
当時勤めていた会社の電子部品業界は、M&Aが進み、少ないパイを取り合う状態が続いていました。
日本企業は、韓国や台湾メーカーとの戦いにも敗れており、私が60代となる十数年先まで、会社がもつとは思えなかったのです。
自分の将来を、会社に委ねることに対して、不信感すら感じていました。
【仕事に興味がなくなった本当の理由】消去法で仕事探しをしていた過去
このように、40代で仕事に興味がなくなった理由を挙げてみたものの、まだ自分の中で、どこかスッキリしないものも感じていました。
私の場合は42歳になるまでに、過去5社の転職を経験しています。
これまでの会社の選び方、『仕事探しの方法が合っていたのか?』という疑問にも、自然と向き合うようになりました。
『強みを伸ばす』仕事の向き合い方
私の20代30代の転職の目的は、
・給料アップ
のために5回の転職をしています。
そして、その目的を果たすために、
自分の強み、得意分野を伸ばし、転職先の会社に高く評価してもらう。
このような形で、自分の仕事に向き合っていました。
しかし、ここに「落とし穴」があるように感じたのです。
私は「強みを伸ばすこと」と、「自分のやりたいこと」に違いがあることに、気づいていませんでした。
本当は挑戦したいという気持ちがあったにも関わらず、
・自分には、先端的な仕事は無理だから、、
「高く評価してくれる会社がここにあるから、この仕事をする」と考えていました。
会社が評価する、より良い条件で働くために、
自分の仕事の範囲を消去法で削り、受け身の姿勢で、仕事探しを繰り返してきたことに気づいたのです。
『40代管理職のキャリアプラン』と仕事のモチベーション
さて、仕事に興味が無くなったと言っても、一般的には”42歳の課長”は、管理職としては入り口にいる、ひよっ子です。
これまで続いた「現場仕事」とは役割が異なり、これから新しいやりがいを見つけられる人も多いと思います。
しかし私の場合は中途入社者であり、この先の昇進が無いことに加え、本音の部分では、保守的な経営層とは関わりたくないとも感じていました。
転職する会社を条件面だけで決めてしまうのは、管理職となった時のモチベーションに影響することもわかりました。
40代となった私にとって、これまでの会社選びの方法は、もう合わなくなっていたのです。
『会社に依存したくない』モチーベーション
40代にもなり、『仕事に興味がなくなった』『本当にやりたい仕事を探す』というのは、少し青臭く感じられると思います。
数十年前の40代サラリーマンであれば「60歳で定年」と捉え、自分の気持ちに蓋をして、ごまかしながら働いていたのかもしれません。
しかし、私たち世代は、働く期間がどんどん長くなっています。
果たして、自分の気持ちをごまかし続けるなど、できるのでしょうか?
同時に「会社に依存したくない」というプライドと、「会社で働かざるを得ない」という、正直厄介な気持ちとも、長く付き合っていかなればなりません。
40代で会社に依存しないで何が出来る?
仕事に興味が無くなったとはいえ、個人で独立できる訳でもなく、会社に雇われて働くよりほか、選択肢はありません。
これまでの私であれば、自分の強み(=評価されるスキル)をぶら下げて、転職活動をすることになるのでしょう。
しかし、今回はその過ちを繰り返したくありません。
会社に依存しない働き方
私は『会社に依存している』という後ろめたい気持ちは、『自分の実力を必要以上に評価してくれる会社』に対して感じるもの、と思っています。
例えば、自分の実力はそれほど高くないのに、年収が1,000万円を超えていれば、他の会社に転職するのが怖くなります。
本心では嫌と感じても、会社の指示に従うことになるでしょう。
40代以降も長く働くことが予想される中で、私は会社との関係について、評価されることについても、”ほど良い距離感を保つ”のが大事だ、と感じるようになりました。
仕事に興味がなくなった時こそ働く意味を見つけたい
40代で仕事に興味がなくなったとしても、
『本当にやりたい仕事って何?』
この問いは、考えたところで、簡単に見つかるものではありません。
ましてや、見つけたと思っても、実際にやってみないことには、
『本当にやりたい仕事だったのか』はわからないものです。
40代になっても、職業選びというのは、トライ&エラーを繰り返し、
そうそう簡単には行かないということなのでしょう。
仕事の挫折から学んだこと
『本当にやりたいこと』を考えて見つけることは難しいのですが、
過去の挫折経験から、「二度とやらない」「絶対やりたくない」仕事というものは、はっきりわかるものです。
私の場合は、
・しがらみの多い、既存事業に関わるマーケティング業務
・業務スピードを軽視し、責任を取りたくないのが透けて見える、稟議承認のステップ
などなどです。
前述の、自分の気持ちを無視した、受け身姿勢の消去法ではなく、
多少わがまままな気持ちで、積極的に仕事を消去していくと、
自分のやりたい仕事の輪郭が浮かび上がり、働く意味も見え始めてきました。
仕事人生の後半戦をかけて『このことに携わっていきたい』と感じるものに、出会えたような気がします。
【働く意味を見つけたい】キャリアプランは自分で決める
私は、自分の働く意味を見つけるという意味で、キャリアプランを人任せにはできないと思っています。
私の場合は、今後やりたくない仕事を明確に拒絶することで、やりたい仕事がわかってきました。
その結果として、
②マーケティングを軸とした仕事は好きであり関わっていきたいが、法人対象の仕事はしたくない
③世の中の変化に対応できるような、スピード重視の環境で働きたい
キャリアプランの軸が決まっていきました。
(①に関しては、40代にして未経験の業種への挑戦になります)
これらの軸を束ねて、資産運用に関する知識やスキルを身につけて、家族や世の中の役に立ちたい
と、働く意味を見つけることができたと思っています。
42歳にして、自分をリブランディングした感じです。
転職サービスはアシスタント機能
私の場合、40代の転職活動は、仕事と並行して行うこともあり、転職エージェントは複数社を利用しています。
この時、自分の考えや感情が真ん中にあり、転職エージェントは、枝葉の部分の調整をお願いするアシスタントの役割です。
自分のこだわりとわがままを貫くことになるので、転職活動は長期戦となることを覚悟しておきました。
仕事人生の後半戦を、自分のやりたいことに関わると考えれば、ここにかける時間の長さを気にする必要はないと感じています。
【体験談】仕事に興味がなくなった40代!消去法の仕事探しを反省し働く意味を見つけたい まとめ
40代となり、仕事に興味がなくなったと感じたならば、これまでの仕事の選び方を見直してみましょう。
多少わがままかもしれませんが、これまでの「やりたくなかった」ことを思い返すことで、本当のやりたいことを見つけることもできます。
転職成功者の転職エージェントの平均利用数は、平均4.2社です。
下にミドルの転職に有益なエージェントを、それぞれ紹介しますので、ご活用ください。
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特徴 | 転職サービス | 年収600万円~ 求人数 |
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エージェント | doda | 16万件以上 |
スカウト | リクルートダイレクトスカウト | 14万件以上 |
スカウト | ビズリーチ | 非公開 |
スカウト | マイナビスカウティング |
4万件以上 |
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エージェント | ヒューレックス | 1,000件以上 |
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特徴 | 転職サービス |
『上場企業』特化 | One&Company |
『大手IT/DX』特化 | シンシアード |
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『金融業界』特化 | フィンクルート |
『クリエイター/マーケター』特化 | BeCreator |
『エンジニア』特化 | クラウドリンク |
『管理部門』特化 | MS-Japan |
『経理財務』特化 | BEET-AGENT |
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『法務』特化 | 弁護士ドットコムキャリア |
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『不動産/建設』特化 | 施工管理求人.com |
『建築/土木施工管理/設備/電気施工管理』特化 | セコカンNEXT |
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