NTTデータは、新卒人気ランキングの常連。
転職希望者にとっても憧れの企業ですよね。
でも、検索されているのは、「NTTデータ やめとけ」。気になります。
「高年収だけど、課長昇格が厳しい?」 なんて噂もありますしね。
今回は、NTTデータへの中途入社を考えた時に気になる、
- 年代別&役職別年収
- 課長への昇進難易度
- 課長への昇進昇格の年齢
- 働く環境
- 転職の失敗理由
を調べてみました。
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✅この記事を書いた人
・7回の転職を経験し、現在は不動産投資会社の課長として働いています。

NTTデータの会社概要
NTTデータ 本社
(出典:グーグルMAP)
- 本社 東京都江東区豊洲3-3-3
- 売上 4兆3,674億円
- 経常利益 2,486億円
出典:Yahooファイナンス 2024年3月期実績
NTTデータの業績は好調
NTTデータの業績は、売上と利益ともに右肩上がり。

2023年7月の日経TECHでは、以下のような記事がありました。
NTTデータの業績は好調そのもの。
売上高では2023年3月期時点でNECを抜き、2024年3月期には富士通を上回って国内最大手に浮上する見通しだ。
出典:日経TECH
業績好調な企業なら、当然 事業拡大⇒人材採用も活発化しますよね。
NTTデータの採用計画は中途採用にも積極的
もともと新卒採用中心だったNTTデータ。
でも、最近は中途採用にも積極的。
2024年3月期の決算説明会の、中期経営計画の中では、次のように説明されていました。
- 人材獲得・定着化
グローバル企業として、人材獲得競争を意識しているようです。
さらに、
- 世界29か国と地域で「Top Employer 2024」を認定
採用の《本気度》が伝わりますよね。
「NTTデータで働きたい」と思う人が多いのも納得です。
【NTTデータはやめとけ?】年収867万円レベルは羨ましい!
NTTデータの平均年収は、
有価証券報告書によると、
905 万円
転職先として人気の企業だけあって、このレベルの給与は納得ですよね。
ただ、年収だけを見て「羨ましい」と思うのは早いかもしれません。
同業他社と比べると、どうなのでしょうか?
同業他社(SIer)年収比較は中位クラス
同業(SIer)企業の平均年収は、次のとおりです。
【NTTデータとの同業年収比較】
- NTTデータ 905万円
- 野村総合研究(NRI) 1,271万円
- 大塚商会 937万円
- SCSK 764万円
出典:ヤフーファイナンス
どの会社も高い給与レベルです。
野村総合研究所の年収1,271万円は、「別格扱い」ですね。
一方で、NTTデータは業界内で「中位クラス」に位置しています。
SIer業界の年収ランクは、メーカーなどの他業界に比べても高め。
それではNTTデータの年代別の年収も見ていきましょう。
NTTデータの年代別年収は40代は1,000万超え
NTTデータの社員口コミによる年代別年収は、次のとおりでした。
- 25歳~29歳 590万円~
- 30歳~34歳 750万円~
- 35歳~39歳 800万円~
- 40歳~ 1,000万円~
若手でも比較的高めの給与ですが、本格的に年収が上がるのは 40代以降。
つまり、長く働けば報われるタイプの会社ですね。
NTTデータの役職別年収は課長代理で750万円越え!
役職別年収の目安金額は、次のとおりです。
- 平社員 400~600万円
- 主任 600~750万円
- 課長代理 750~950万円
- 課長 950~1,200万円
- 部長 1,200~1,400万円
- 事業部長 1,400万円~1,600万円
課長クラスで 1,000万円に届くかどうか。
昇進できれば年収はぐっと伸びますが、問題は、出世の難易度。
中途採用者が管理職になれるのか、気になるところですよね。
年収だけでなく、 「出世のしやすさ」や「キャリアの伸びしろ」も含めて判断することが重要。
羨ましいかどうかは、そこ次第ですよね。
中途入社の出世|NTTデータの課長にはなれない?!
NTTデータの課長になれる人は、3割以下とも言われ、なかなかの狭き門です。
中途入社者の出世・昇進について、口コミを集めてみました。
- 人間性の良い人が、出世している印象
- 年功序列がベースにあるが、近年は払拭している
- 早い人は35歳くらいで課長になるが、上司へのアピールは必要
- 課長代理から課長へ昇格できるのは5割以下。部長への昇格は課長の中から3割から5割程度
出典:enライトハウス
つまり、課長になれるかどうかは、実力次第。
出世に関して、「新卒組」「転職組」の採用による区別は感じられませんね。
「出世には学歴が必要」という声もあるので、NTTデータでキャリアアップを狙うなら、このあたりも考慮したいですね。
とはいえ、ホワイト企業としての安定感は抜群。
「転職してよかった」と感じる人も多い ようです。
では、実際に 課長代理の年収と昇進の目安 を見てみましょう。
【中途入社者の目安】NTTデータの課長代理の年収と年齢
課長代理に昇進するのは、30代が中心。
それ以上の役職を担うとなると、昇格試験のハードルが一気に上がるらしいですね。
30代以降のミドルで、中途入社される方の多くは、課長代理の役職からスタートが多いとのこと。
つまり、転職してすぐに管理職になれる可能性はあるけれど、その先の昇進は簡単ではない。
課長代理の役職年収ランク750~950万円。悪くない数字ですよね。
「現在の役職より下」にならなければ、NTTデータに転職したくなる気持ちはわかります。
続いて、中途採用状況を調べてみました。
【NTTデータはやめとけ?】中途採用にも積極的
NTTデータでは中途採用の人数を、
- 5年間で20人から500人に増やした
と、採用担当者の記事があります。
経験者採用は、この5年間で年間20名から500名超と激増しており、新卒採用数も同様に増加傾向です。
出典:https://www.dodadsj.com/
かつて「NTTデータへの転職は難しい」と言われていましたが、
一時に比べると現在は転職難易度は下がっているように感じますよ。
NTTデータのミドル中途採用
さてNTTデータの中途採用は、ホームページ上で募集しています。
採用公式サイトでは、100件を軽く超える求人件数です。
営業・コンサルタント・システム開発・管理など幅広く募集されており、門戸は開かれていますね。
しかしいずれも、経験者スキルを求めています。
特にミドル層の求人は、非公開案件が多いです。
転職を本気で考えるなら、エージェント経由で 「非公開求人」 を狙うのが賢い方法かもしれませんね。
リクルートエージェントは非公開求人の保有数No.1。
大手企業の 一般には出回らない好条件の求人も見つかるかもしれませんよ。
【NTTデータはやめとけ?】転職失敗の理由は電電公社の名残り
『NTTデータに転職して失敗した』そんな口コミ、気になりますよね。
特に大企業特有の課題を指摘する声が多いようです。
- 挑戦は推奨されているが、ルールや仕組みが複雑で、承認フローも厳重な会社のため動くのが大変
- 意思決定が遅い
さらに体質の古さを、訴える声も。
- 人海戦術以外の、問題解決能力は乏しい
- 新しい発想は、生まれづらい
そして、かつての「電電公社文化の名残」を感じるともあるとか。
- 横のつながりは乏しい
- 人材交流は、学閥がベースにある
- 官僚的な企業で、同じような人が多い
出典:enライトハウス
NTTデータの転職口コミは、下の転職会議で確認できます。
ただ、研修制度は充実しているので、未経験でもキャッチアップできるようですね。
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NTTデータは激務できついが業界水準内
社員口コミをもとに、同業他社と残業時間を比較してみました。
- NTTデータ 37時間
- 野村総合研究所 53時間
- 大塚商会 41時間
- SCSK 26時間
出典:enライトハウス
平均年収で1,200万円越えの、野村総合研究所の残業時間は、53時間です。
NTTデータで働くほうが、ワークライフバランスが良さそうという感じでしょうか。
ただし、SE職に従事されている方の指摘として、
- 配属部署が、激務だった
とありました。
特に クライアントを多く抱える部署は、残業が多くなりがちですね。
「NTTデータ=ホワイト」と思って転職すると、ギャップを感じるかも。
自分が入る部署の実態を事前にチェック しておきたいですね。
NTTデータはやめとけは本当?
さて、「NTTデータ やめとけ」と言われる理由、気になります。
実際に向かない人の特徴を挙げてみました。
- 最先端のプロジェクトに関わりたい人
- 協調性やチームワークよりも、成果を重視し、個の力で勝負したい人
特に、 「スピード感を持って成果を出したい」 というタイプには、もどかしさを感じる場面が多そうですね。
また現実として、有名大学を卒業していない場合、昇格を考えた時に不利となるかもしれませんね。
NTTデータの転職に向いている人
では、NTTデータへの転職に向いている人は、
- 年齢世代や役職を問わず、協力して業務を進めることができる人
- 適度なチャレンジ精神を備えつつ、組織内の不合理さにも柔軟に対応できる人
- ワークライフバランスを重視し、長期的に安定した職場で働きたい人
つまり、 「チームワーク重視&安定志向」の人には最適な環境なのでしょうね。
NTTデータはやめとけ?羨ましいが中途出世は厳しい?転職失敗の理由も まとめ
「NTTデータ やめとけ」というネット上の声は、残業時間や激務にあるのかもしれない、と思いましたが、全社的なものではないようです。
部署次第で働きやすさが変わる、パターンです。
中途採用は積極的。上場企業の安定感もあり、転職先としての人気は高め。
「安定した環境で長く働きたい」 なら、魅力的な選択肢に変わりはありませんよね。
転職を考えるなら、リアルな社員の声をチェックしておくのが大事。
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・7回の転職を経験し、現在は不動産投資会社の課長として働いています。
