・会社に愛想が尽きた理由
・社員を大切に扱わない会社の特徴
私は40代になりましたが、これまでに7回の転職を経験しています。
私には昇格試験に、苦い思い出があります。
1度目は納得いかない理由で落ち、
2度目の挑戦で合格はしたものの、メリットは無かったですね。
ここでは、昇格試験の実態について、私の経験を交えながら紹介します。
この記事を最後まで読んでいただくと、社員を大切にしない会社で働くことのデメリットが分かりますよ。
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【怒り】昇格試験に落ちたら40代でも退職!
私は30代後半の頃、大手電子部品メーカーに転職しています。
その会社での昇格試験で、理不尽な経験をしました。
【昇格試験の怒り体験】
- 昇格試験は出来レース!
- 試験合格にメリットなし!
順番に紹介します。
【怒り体験1】昇格試験は出来レース!
1度目の昇格試験は、大手電子部品メーカーに転職して4年後、39歳の時です。
試験の内容は、論文と役員面接。
事前に直属の上司(部長)と一緒に、準備対策を行ったものの、
結果は『不合格』。
試験に落ちたショックよりも、この日のために付き合ってくれた、上司には申し訳なく感じた。
合格に至らなかったことを詫びながら、
不合格の理由を、上司に尋ねると、
上司「早すぎたようだよ。ウチは社歴重視だからね。」
課長(私)の役職だと、入社から5年くらい経たないと、昇格できない暗黙ルールがあるそう(憶測)
私「・・・」
評価基準がブラックボックスなのはやりづらい。
この会社、大丈夫かな。
一方で、私と同い年で社歴の長いAさんは、昇格試験に合格。
やはり社歴が合否に関係するのか。
その後、人事部の裏情報を探ったところ、昇格試験は、
- 受ける前から誰を合格させるか、決まっている
- 2回目以降の受験者の中で、社歴を重視している
- 社歴を重視する理由は、会社に貢献してきた証となるから
兎にも角にも、試験を行う前から、合格する人が決まる出来レース。
茶番。
この会社の人事制度には、ふつふつと怒りが湧いてきましたね。
【怒り体験2】試験合格にメリットなし!
2度目の昇格試験は、翌年の40歳の時でした。
初回の時のようなモチベーションは既にありませんでしたが、昇格試験を受けることは、
課長職である私にとって、前向きに業務に取り組んでいるアピールになります。
会社はこんなところ(レベル)で、忠誠心をはかっている。
なんだかなぁ。
2度目の昇格試験の結果は、『合格』
嬉しいというより、とりあえず《タスク完了》。
しかし昇格試験に合格したことで、さらなる疑問発生。
社員等級が上がりはしたものの、毎月の手取りは1万円にも満たない金額アップ。
管理職の残業代が無いのは仕方ないが、
これぽっちの給料なの?
その分、責任は増えるのに?
これって《何を目的とした昇格試験》でしたっけ?
会社としては昇格試験の制度を使って、社員のモチベーションを上げるべきでは?
下げてどーすんのよ。
さらに翌年、昇格試験のルール変更がありました。
試験の内容は、論文と役員面接に加えて、前半期の業績考課も含まれるようになりました。
合格のハードルを上げる改悪をしたかったのか、人事制度の設計者たちの意見が聞きたいところです。
おおかた、人件費抑制のため、等級の高い社員数を増やしたくないのでしょう。
社外の人事コンサルタントの発案を、丸呑みしたのではないかと疑っていますよ。
会社に愛想が尽きる3つの理由
ここで会社に愛想が尽きた理由を、まとめます。
【会社に愛想が尽きる3つの理由】
- 昇格試験の合否基準がオカシイ
- 昇格試験に合格しても昇進しない
- 昇格試験と仕事スキルは違う
会社に愛想が尽きる①昇格試験の合否基準がオカシイ
1つ目は、昇格試験の合否基準が合理的ではないことです。
昇格の審査をする経営陣たちは、
- 社歴が長い=会社への貢献度が高い
と思い込んでいます。
果たして本当でしょうか?
また試験前から、(裏では)合格者が決まっているなんて。
そんな人達が経営している会社に居たくない。
軽蔑しましたね。
会社に愛想が尽きる②昇格試験に合格しても昇進しない
2つ目は、昇格試験に合格してもメリットが無いことです。
私の場合は昇格試験に合格しても、役職は変わっていません。
ですから、年収もほとんど変わりません。
試験のルールをコロコロ変え、合格者を少なくしたのも、等級の高い社員を増やしたくないからでしょう。
試験の目的が、もはや《社員を育てることでは無い》のです。
人件費の抑制をしたいのであれば、昇格制度自体に、もはや意味はありませんね。
魅力はありませんよ。
会社に愛想が尽きる③昇格試験と仕事スキルは違う
3つ目は、昇格試験の内容が業務に必要なスキルではないことです。
私が勤めた会社の場合、
昇格試験は、会社に対する忠誠心をはかるもの。
上位者にとって必要なポータブルスキルとの関連性は、ありませんでした。
(ポータブルスキルについては、「活かせるスキル一覧!40代で転職したい時の強みの見つけ方」の記事にまとめました)
社内だけに通じる知識を持つ内弁慶タイプな人が、昇格試験では、より評価されるようです。
社員を大切に扱わない会社の特徴として、
- 仕事の成果が昇格に結びつかない
- 優秀な(年収が高い)社員数を制限している
と言えますね。
昇格試験に落ちたら40代でも退職 まとめ
社員を大切に扱わない会社で働き続けても、メリットはありません。
私も42歳の時に、退職しました。
この会社では
- 『仕事で成果を出す』
- ⇒『評価される』
- ⇒『等級or役職が上がる』
- ⇒『年収が上がる』
このサイクルが作れないと、心底理解したからです。
会社から大切に扱われていないと感じる方は、将来を見据えて、どのような転職先が考えられるのか、可能性を調べてみると良いですよ。
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