・皆が納得する退職理由を書くコツ
・皆が納得する退職理由の例文
私は40代になりましたが、これまでに7回転職をしています。
ミドルの腕の見せどころですよ
ここでは、本音では言いづらい退職理由を、皆が納得する内容に言い換えていきます。
この記事を読み終えると、採用担当者に対しても説得力のある 退職理由を伝えることができますよ。
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40代の退職理由ランキングTOP10
下表は、転職サイトdodaによる『40代の転職理由ランキング』トップ10です。
■40代・転職理由ランキング(1位〜10位) ※複数回答可
順位 | 転職理由 | 割合 |
1 | 昇進・キャリアアップが望めない | 31.2% |
2 | 給与が低い・昇給が見込めない | 30.8% |
3 | 社内の雰囲気が悪い | 28.6% |
4 | 肉体的または、精神的につらい | 25.1% |
5 | 尊敬できる人がいない | 24.4% |
6 | 会社の評価方法に不満があった | 24.0% |
7 | 社員を育てる環境がない | 23.8% |
8 | 業界・会社の先行きが不安 | 21.8% |
9 | 人間関係が悪い/うまくいかない | 21.0% |
10 | 意見が言いにくい/通らない | 19.8% |
出典:doda転職理由ランキング 2023年3月調べ
次からは、転職理由ランキングの1位から5位までの退職理由をもとにして、皆が納得する退職理由の文例を紹介します。
40代退職理由ランキング1位:昇進キャリアアップが望めない
40代の転職理由1位は、この先「昇進・キャリアアップが見込めないから」です。
人口の多い団塊ジュニア世代(私も含む)も、管理職の年齢になりました。
会社規模、役職が増えない限り、昇格ポスト争いも激しくなりますね。
そもそも団塊ジュニア世代以上の《先輩方》も、まだまだ現役です。
転職して、社外で「昇進・キャリアアップ」を求める流れは、これからも続くでしょうね。
40代の皆が納得する退職理由の例文
「昇進できない」ことを、そのまま退職理由にするのは、控えた方が賢明です。
昇進できなかったのは、
- あなたの実力や努力が足りなかったからでは?
と採用担当者は考えるからですね。
下の例文では、昇進できないのは「本人の実力や努力」以外の理由で、ストーリーを作成しました。
私は、多くの人がストレス無く決済を行える社会を目指し、金融業界でのキャリアをスタートさせました。
現職ではその願いが叶い、キャッシュレス化事業の推進に携わっています。
しかしながら、親会社との資本関係が、事業の速度に影響を及ぼし、この2年間停滞が続いています。
私は日々、時代の変化に合わせ、お客様の要望に素早く応えていく必要性を感じているため、この度転職することを決めました。
親会社の存在が、個人の実力の及ばないところで、キャリアアップに影響を与えていることを匂わせています。
「昇進にこだわりすぎる人物」は採用時に敬遠される可能性があるため、直接的な表現は避けました。
※例文を活用する時は、嘘はつかずに、事実を元にして書きましょう。
40代退職理由ランキング2位:給料が安い
40代の転職理由の2位は、「給料が安いから」です。
昇進・キャリアアップが難しい場合、給料も上がりません。
ですので、「給料が安い」は、これからも退職理由の上位になるでしょうね。
40代の皆が納得する退職理由の例文
「給料が安い」退職理由の伝え方のポイントとして、
- 業界基準と比べてどうなのか
- あなたの解決に向けた活動
をストーリーに入れて作成しました。
私は、不動産ビジネスを通じ、土地建物の有効利用を進めたいと考え、営業職に従事しています。
現職では歩合給の割合が高く、生活基盤を維持するための長時間労働が、社内で常態化しているのが実情です。
私は労働環境を改善するため、給与体系の見直しや、残業時間の制限を経営層に提案しましたが、変化を好まない会社の風土のため、受け入れられることはありませんでした。
そのため今の会社では働き続けるのは難しいと考え、転職を決めました。
給料が安いことを、個人だけの不平不満と思われてはいけません。
「不安定な給与体系」が会社の問題点であることを、ほのめかしています。
※例文を活用する時は、嘘はつかずに、事実を元にして書きましょう。
40代退職理由ランキング3位:社内の雰囲気が悪い
40代の転職理由3位は、「社内の雰囲気が悪いから」です。
この理由からは「受け身の人物」を想像させますね。
40代の退職理由としては、未熟な印象を与えますので、避けるべき表現ですよ。
40代の皆が納得する退職理由の例文
「社内の雰囲気が悪い」退職理由は、そのまま言及することを控え、代わりに
- 雰囲気が悪くなってしまった原因
に、絞りストーリーを作成しました。
私は、多くの人がストレス無く決済を行える社会を目指し、金融業界でのキャリアをスタートさせました。
現職ではその願いが叶い、キャッシュレス化事業の推進に携わっています。
しかしながら、一年のうちに事業計画が二転三転し、長期的な視点で事業を進めることができない状況です。
私は日々、時代の変化に合わせ、お客様の要望に素早く応えていく必要性を感じているため、この度転職することを決めました。
※例文を活用する時は、嘘はつかずに、事実を元にして書きましょう。
40代退職理由ランキング4位:肉体的精神的につらい
40代の転職理由の4位は、「肉体的・精神的につらいから」です。
『精神面の辛さ』は、本人以外には伝わりづらいです。
またメンタルヘルスの繊細な部分でもあるため、伝え方は慎重になるべきでしょうね。
辛さを理由にして
- すぐ辞めるのではないか
採用担当者に、不安を感じさせないことが大切ですよ。
40代の皆が納得する退職理由の例文
「辛かったこと」を、組織的な振る舞いの「理不尽なこと」として、捉え直しました。
その上で、今後も『前向きに働いていく』ストーリーを作ります。
本音の部分では、
- 長時間労働で辛かった
と、言いたいところを、例文では以下のように表現しました。
私は、不動産ビジネスを通じ、土地建物の有効利用を進めたいと思い、営業職に従事しています。
現在の会社では、会社設立からの商慣習を重視し、デジタル化に対応する意思はないと決定されました。
私としては、効率的な仕組みづくりや、成果に対して評価される環境で働きたいと考え、転職を決意しました。
※例文を活用する時は、嘘はつかずに、事実を元にして書きましょう。
40代退職理由ランキング5位:尊敬できる人がいない
40代の転職理由5位は、「尊敬できる人がいないから」です。
こちらの退職理由も、40代の転職にしては、幼稚な考えと感じられるでしょうね。
ミドルともなれば、尊敬できる人を求めるのではなく、「若手から尊敬される人であるべき」と考えるのが、企業側の本音でしょう。
ですので、避けるべき表現となります。
40代の皆が納得する退職理由の例文
「尊敬できる人がいない」を退職理由とする場合、
会社の経営方針と事業の関係を軸にして、ストーリーを作成しました。
私は、多くの人がストレスを感じることなく決済を行える社会を目指し、金融業界でのキャリアをスタートさせました。
現職ではその願いが叶い、キャッシュレス化事業の推進に携わっています。
しかしながら、会社の経営方針が変わったことで、現在は短期的な利益のみを求める体制となりました。
私としては、お客様と長期的なお付き合いの中で、売上と利益を追求する必要があると感じているため、転職を決めました。
「尊敬できる人がいない」を、「問題のある経営方針」に言い換えた文例です。
※例文を活用する時は、嘘はつかずに、事実を元にして書きましょう。
皆が納得する退職理由の書き方のコツ
現職の『退職理由』の伝え方は、転職を成功させる上でとても重要です。
企業の採用担当者は、退職理由を確認しながら、スキルや能力以前の『振るい』にかけます。
- 組織に適した人物なのか?
退職理由を通じて推測できる人物像に、違和感を感じた場合、排除しておきたいからです。
ですので、
- なぜ現職を辞める決断をしたのか
経緯を、上手に説明していく必要があるのですね。
自分本位の退職理由は説得力がない
自分本位の退職理由を伝える限り、面接を通過するのは難しいです。
- 「やりたい仕事が出来なかったから」
- 「給料が安いから」
これらの退職理由は、『自分勝手な退職理由』と認識されます。
自分勝手な人物と思われると、
- 入社後も、同じように振舞うのではないか
採用担当者者からも警戒されてしまいますよ。
採用担当が納得する退職理由の書き方
採用担当者が納得する退職理由は、あなたの現在の状態や実績に対してではなく、ストーリーへの共感です。
「ストーリー」には、
- あなたの人柄
- 仕事の捉え方
- 会社に対する考え
が表れます。
以下のストーリー展開が、退職理由の王道となりますね。
【採用担当が納得する退職理由のストーリー】
- 私は○○のために仕事をしています。(大きな目標)
- それを実現するために、現職では○○に従事しています。(現在の状態や実績)
- そして今後も、○○を発展向上させていくために転職することを決めました。(将来ビジョン)
40代の中途採用枠は、『一人枠の採用』がほとんどです。
ですので、
- 他の人ではなく、あなたに入社して欲しい
採用企業への動機付けが、退職理由にも必要となりますね。
皆が納得する退職理由はコンサルタントと仕上げる!
皆が納得する退職理由は、転職エージェントのコンサルタントとともに、作り込むことで《完成形》になります。
相性の良いコンサルタントを探し、応募書類をつくりましたよ。
転職成功者の転職エージェントの平均利用数は、平均4.2社です。
下にミドルの転職に有益なエージェントを、それぞれ紹介しますので、ご活用ください。
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特徴 | 転職サービス | 年収600万円~ 求人数 |
エージェント | リクルートエージェント | オススメ! 30万件以上 |
エージェント | doda | 16万件以上 |
スカウト | リクルートダイレクトスカウト | 14万件以上 |
スカウト | ビズリーチ | 非公開 |
スカウト | マイナビスカウティング |
4万件以上 |
エージェント | JACリクルートメント | 4,000件以上 |
エージェント | ヒューレックス | 1,000件以上 |
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特徴 | 転職サービス |
『上場企業』特化 | One&Company |
『大手IT/DX』特化 | シンシアード |
『メーカー』専門 | タイズ |
『金融業界』特化 | フィンクルート |
『クリエイター/マーケター』特化 | BeCreator |
『エンジニア』特化 | クラウドリンク |
『管理部門』特化 | MS-Japan |
『経理財務』特化 | BEET-AGENT |
『法務コンプライアンス』専門 | BEET-AGENT |
『法務』特化 | 弁護士ドットコムキャリア |
『不動産/設備/建設』特化 | プライムキャリア |
『不動産/建設』特化 | 施工管理求人.com |
『建築/土木施工管理/設備/電気施工管理』特化 | セコカンNEXT |
『建設』専門 | RSG建設転職 |
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