・出戻り転職方法の時系列まとめ
・年収アップが叶う条件
私は40代になりましたが、これまでに7回の転職を経験しています。
以前の私の上司は、出戻り転職の社員でした。
ここでは、出戻り転職の年収アップ交渉について、私の経験を交えながら紹介します。
この記事を最後まで読んでいただくと、出戻り転職の方法が時系列でわかりますよ。
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【体験談】出戻り転職でも給与交渉できた!
私が30代の頃、電子部品メーカーX社に勤めていた時の上司Aさんは、出戻り社員でした。
Aさんの人となりは、『出戻り転職はダサい?嫌われる4つの特徴と二度辞めないための心構え』にも書かせていただきました。
あわせてお読みいただければ嬉しいです。
Aさんは復帰時に条件交渉することで、年収アップを実現しました。
AさんはX社を《自己都合》退職しています。
しかし本当の理由は、社長交代による権力闘争に巻き込まれ、左遷人事を受けたからです。
長らく企画マーケティング分野の課長職に就いていましたが、
左遷人事により、畑違いの営業サポート部門に異動させられたのです。
このままでは、キャリアを滅茶苦茶にされると感じ、
電子部品メーカーから機械メーカーのマーケティング職に転職されました。
この転職で、年収アップを実現したそうですよ。
機械メーカーに転職した2年目のある日、
X社の元上司である役員B氏から「久しぶりに会わないか?」との連絡がありました。
2人きりの食事会では、
- 現職(機械メーカー)の状況
- 社長交代後のX社の様子
をざっくばらんに会話する中で、
「Aさん、復帰しないか?」
と役員B氏からのお誘い。
AさんがX社を辞める原因となった新社長は、
- 退任することが決まった
- Aさんに復帰する意思があれば、適任ポジションを用意するつもり
と、役員B氏は内々に打ち明けたのでした。
会食後、B氏から連絡があり、改めて復帰の意思を尋ねられ、
Aさんは「前向きに検討する」と回答したそうです。
数日経ち、復帰について、人事部と正式な面談を行う段取りとなりました。
役員Bさんからは事前に、人事部の面談では、『復帰の条件を具体的に話して良い』と言われたそうですよ。
そこでAさんは、
- 出戻りX社で貢献できる仕事
- 希望する職務内容と年収
自分の希望を、はっきり伝えたそうです。
後日X社から『内定』を貰いました。
役職は課長から部長に昇進し、2年ぶりにX社に復帰されました。
【時系列まとめ】出戻り転職の流れ
Aさんの事例を参考にして、出戻り転職を時系列にまとめると、次になります。
- 【1】前職の元上司から連絡(0日目)
- ・復帰についての相談を、非公式に持ち掛けられる
・復帰の意思を聞かれる
- 【2】元上司に復帰の意向を伝える(元上司の連絡から1週間後~)
- ・前向きに検討することを伝える
・「会社に貢献できること」「復帰の条件」を考える
- 【3】人事部と面談(元上司の連絡から3週間後~)
- ・復帰について具体的な役割と条件について話し合う
・年収やポジションについて交渉し、自分の希望を伝える
- 【4】前職(出戻り)の内定獲得(元上司の連絡から3週間後~)
- ・橋渡し役となった、前職の元上司にお礼をする
- 【5】現職の退職手続き開始(元上司の連絡から1カ月後~)
- ・現職の引継ぎ業務の開始
・現職の退職完了
- 【6】前職(出戻り)に復帰(元上司の連絡から2.5カ月後~)
- ・新しいポジションでの業務を開始
出戻り転職でも年収アップが叶う4つの条件
それでは、出戻り転職でも年収アップが叶った条件をまとめて紹介します。
【出戻り転職でも年収アップする条件】
- オファーありきの出戻り転職
- 前職より高いポジション提案
- 現年収を上げた実績
- 会社の業績が好調
順番に紹介します。
出戻り転職でも年収アップ①オファーありきの出戻り転職
1つ目は、出戻りが前職からのオファーであることです。
上述のAさんのように、元上司から「復帰しないか?」と誘われること自体、在籍時の仕事の評価が高い証明です。
また、退職したとは言え、
- 連絡が取りあえる状態にある
- 人間関係が繋がっている
信頼関係が続いていたことも、ポイントになりますね。
出戻り転職でも年収アップ②前職より高いポジション提案
2つ目は、前職より高いポジションを提案されることです。
役職は同じであっても、前職よりも難易度の高い仕事の提案であれば、年収アップの可能性は高いと考えられますよ。
少なくとも復帰するにあたり、明確な役割ポジションは、用意されるべきでしょう。
一方で、
- 前職と同レベルの仕事内容
であれば、復帰しても年収アップは難しいかもしれませんね。
出戻り転職でも年収アップ③現年収を上げた実績
3つ目は、前職から現職に転職した際、年収アップを実現していることです。
出戻り転職と言えども、現年収を下回る提示は、通常は考えづらいです。
前職から現職に転職したことで、
- プラスアルファの、スキル経験が積み上がった
と説明することで、以前の年収以下にはならないと思いますよ。
出戻り転職でも年収アップ④会社の業績が好調
4つ目は、会社の業績が順調であることです。
出戻りする会社の業績が悪い場合、交渉しても年収アップを叶えるのは難しいかもしれません。
現職から年収ダウンの提示をしながらも、出戻り転職を勧める意図は、
『また安い給料で働いて欲しい』なのでしょう。
いずれ安い給料が嫌になり、出戻り転職を後悔するかもしれません。
今のうちに考え直した方が良さそうですね。
出戻り転職でも給与交渉できる?まとめ
出戻り転職の年収アップの4つの条件
- オファーありきの出戻り転職
- 前職より高いポジション提案
- 現年収を上げた実績
- 会社の業績が好調
を満たさない場合、
給与交渉をしても、年収アップは難しいかもしれません。
のちのち出戻り転職を、後悔しそうです。
出戻り転職での年収ダウンを不安に感じる方は、転職エージェンシーも利用しながら、
40代で短期間のうちに再転職を果たした私の体験は、『40代で転職した会社が辛い!再転職を果たした4つの理由』に書かせていただきました。
こちらの記事も、あわせてお読みくだされば嬉しく思います。
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