異業種への転職理由を『新しいことに挑戦したい』と書いてしまってはいませんか?
残念ながら、この転職理由は 企業にとって納得できるものではありません。
なぜなら採用する企業は、『新しいことへの挑戦』よりも、成果を出してもらうほうが重要だからです。
ここでは、私の7回の転職経験をもとに、異業種への転職を考えるミドル層に向けて、転職理由の見本例となるポイントを5つ紹介します。
この記事を最後まで読むことで、書類選考通過率も上がると思いますよ。
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転職理由が「新しいことに挑戦」は自分勝手でNG!
「新しいことに挑戦したい」の転職理由は、採用企業側からすると
だから何なの?
の反応です。
少し冷たいようにも感じますが、中途採用で企業側が求めているのは、「経験豊富な実績や専門性のあるスキルを持った人材」です。
これでは、企業の採用事情をまったく考えていない「世間知らず」「自己中心的な人物」と思われてしまいます。
40代のミドル層が異業種への転職を考える場合は、採用企業の意図や背景を想像し、転職理由を考える必要がありますね。
転職理由が「新しいことに挑戦」は転職者の本音!
さて、転職理由として「新しいことに挑戦」は、企業側にとって少々迷惑な表現です。
しかし、転職希望者の立場としては、
転職希望者の「やる気」を表した、素直な表現だと思います。
ここで考えるべきなのは、「新しいことに挑戦」には、言い換えが必要であるということです。
具体的には、
という話の流れの中で、転職理由を言い換える必要があります。
転職理由の「新しいことに挑戦」を深堀りしよう
転職理由が「新しいことに挑戦」の場合、2つの問題が存在します。
1つ目の問題は、『採用企業の視点で、メリットの無い表現』であること。
2つ目の問題が、『”新しいこと”の内容が、具体的になっていないこと』です。
企業側からすれば、転職希望者は、現状の不満から
逃げているのでは?
と思われ、
転職後も、具体的な仕事内容が想像出来ていなかったことで、
思っていたのと違った
と言われ「すぐ辞めてしまうのではないか?」と推測するのです。
では、漠然とした「新しいこと」を具体化するために、深堀りしていきますね。
40代異業種の転職理由が「新しいことに挑戦」の見本例5つのポイント
40代の異業種への転職理由が「新しいことに挑戦」である場合、次の5つのポイントで考えていきます。
・なぜ現職ではだめなのか
・未経験を克服できるか
・入社後に求めているものは何か
・入社後に貢献できるものは何か
では、順番に見ていきます。
新しいことに挑戦:①なぜこの職種を選んだのか
転職理由が『新しいことに挑戦したい』と考えた時、ひとつめのポイントとして、”なぜこの職種を選んだのか”を具体的に説明しましょう。
ここで大事なのは、現職で行ったことを下地にして、この職種でなければいけない「結論」ですね。
私を事例にすると、40代で製造業からインターネット証券会社に異業種転職をしました。
”なぜ、インターネット証券会社を選んだのか”というと、
・私はもともと、15年以上、個人客向けのプロモ―ション企画を担当してきた
・株取引自体は、プライベートで経験があった
・過去に事業立上げ経験や、ベンチャー企業で働いた経験があり、速やかにスタートアップの業務に携わることができる
「だから、スタートアップ企業のIT証券会社で、働くことを選んだのです」となりました。
異業種である「証券会社への転職」を、”新しいことに挑戦”と表現はしませんでした。
これまでの経験と同じ線上に、転職先の仕事があると伝えた訳ですね。
新しいことに挑戦:②なぜ現職ではダメなのか
ふたつめのポイントは、『新しいことに挑戦』は、候補者の身勝手な”逃げ”ではないか?という問いです。
これに関しては、現職を続けていてはダメな理由を、しっかり伝える必要があります。
私の事例では、
がポイントとなりました。
経営方針が変わらなければ、「転職する必要はなかった」「現職を辞めるつもりは無かった」、”転職ありき”で、考えていた訳では無かった。
しかし、経営方針が変わったことにより、現職で働く意味が薄れてきた、と伝えました。
新しいことに挑戦:③未経験を克服できるか
みっつ目のポイントとして、未経験のハンディキャップを説明する必要があります。
『新しいことに挑戦』という中には、”40代になっても未知の分野に飛び込めるほど、私は柔軟で積極的です”のメッセージを伝えたい想いがあると思います。
しかし、企業側からしてみれば、想いだけでは、新卒の社員と変わりません。
ですから個別の業務は未経験ではあるものの、これまでの経験をもとに新卒社員では難しい、社会人経験が豊富な長所を伝えましょう。
私の場合は、転職後のポジションで、責任者として”チームをまとめる役割”がありました。これに関しては、
個別の業務を除くと、求められる役職に対しては、経験者であることを伝えました。
新しいことに挑戦:④入社後に求めているものは何か
四つ目のポイントは、『新しいことに挑戦』により、入社後に”自分が何をしたいのか”、求めているものを明確に伝えましょう。
単純に、”新しいこと=明るい未来”のレベルでは、40歳を超えても、現実を直視しない”ヤバい人”と思われるかもしれませんね。
ですので自分自身の行動が、企業側の未来像と一致していると、伝える必要があります。
私の場合は、既存の証券会社では、アプローチできていなかったお客様に対して、
であることを、入社後の私が考えるミッションとして、個人のお客様を増やしていくと伝えました。
理想論ではありますが、採用企業側の経営方針と合致するポイントを見つけることが必要と感じましたね。
新しいことに挑戦:⑤入社後に貢献できるものは何か
五つ目のポイントとして、入社後の会社で、貢献できることを具体的に説明します。
全ての個別業務において貢献することは難しいかもしれませんが、業務をいくつかに分解して考えましょう。
自分のスキルの延長にある業務で、会社に貢献できるものを説明していきます。
私の場合は、
証券業界での経験は無かったものの、ネットビジネスにおける分析と、サービス改善に関するスキルを持っていました。
それらを活かすことで、会社に貢献できることを伝えました。
転職理由が新しいことに挑戦はNG!40代異業種転職の見本例5つのポイントまとめ
異業種への転職理由を「新しいことに挑戦したい」と書いてしまうのはNG行為です。
なぜならば「新しいことに挑戦」は転職希望者の自己的なものであり、具体的に業務内容を把握していない、と企業側から判断されるからですね。
転職成功者の転職エージェントの平均利用数は、平均4.2社です。
下にミドルの転職に有益なエージェントを、それぞれ紹介しますので、ご活用ください。
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